磁石が付く石膏ボードして登場した『タイガーFeボード』ですが、なんせ磁力が弱いという口コミが多い。
新しく『マグネットウォール』に挑戦しようとしても、分からないことや不安なことが多くてなかなかチャレンジできない人も少なくないはず。
- タイガーFeボードの磁力が心配
- どれぐらいの重さまで付けれるの?
- 磁力を強くする方法は?
などの疑問を持っているあなたに向けて、この記事では『タイガーFeボード』の磁力、重たいものを付ける方法の2点について解説します。
「タイガーFeボードを家に入れるか迷っている」「既にあるけど磁力が弱くてあんまり使えていない」という方は参考にして下さいね!
タイガーFeボードのメリット・デメリット
まずはタイガーFeボードの特徴や、なぜ磁力が弱いのかを確認しておきましょう。
『タイガーFeボード』(以後Feボードと表記)は「吉野石膏(石膏ボードメーカー)」と「ニチレイマグネット (磁石メーカー)」が共同開発した製品。
磁石が付く石膏ボードとして登場したFeボードですが、他のマグネットウォール(磁石が付く壁)を作る製品と比べて、メリットとデメリットがあります。
Feボードのメリット
- 施工性が高い
- 施工費が比較的安い
- 壁が厚くならない
この3つのメリットがあります。それぞれ簡単に解説します。
施工性が高い
Feボードは従来の石膏ボードと同じように加工できるため、非常に施工性が高いです。
消費者には直接的に影響する訳ではありませんが、工務店側が扱いやすく、マグウォールに関する専門的な知識が不要なため、比較的に一般家庭に導入しやすいと言えます。
施工費が比較的安い
施工費の目安は幅900×高さ2400mmでおおよそ2,5000円程。
従来の石膏ボードと比較するとかなり高額ではありますが、その他のマグウォールを作る施工費に比べると安くなる傾向にあります。
壁が厚くならない
壁に後付けするタイプのマグウォール(磁石が付く壁)だと、わずかではありますが壁そのものに厚みが出てしまいます。(約3.5mm程)
たった3.5mmですが、その厚みで部屋が狭く感じることも。
わずかな厚みにもこだわりたい方にはFeボードはオススメです。
Feボードのデメリット
Feボードのデメリットは1つ。『磁力が弱い』ということ。
正確には「磁石の吸着力が弱い」という表現が正しいです。Feボードを含む『磁石が付く壁』には、そのものには磁力はなく、磁石が付く素材という認識を持ちましょう。
「鉄そのものに磁力はないけど、磁石は付く」というのと同じです。
Feボードは石膏ボードの表面に鉄粉を含む塗料を塗装したもの。なので鉄板に比べて磁石の吸着力はどうしても弱くなってしまいます。
でも、工夫して使うことで十分な吸着力を発揮することができるんですよ!
磁力を強くする方法
タイガーFeボードの吸着力を補う方法は、
- Feボードを工夫して使う
- 磁石を工夫する
という2つに大きく分けられます。
タイガーFeボードを工夫する
タイガーFeボードを施工した際に多くの人がやってしまいがちなのが『壁紙を貼る』ということ。
壁紙を貼ること自体は悪くないのですが、マグネットのインテリアを楽しみたいなら絶対にNGです。
壁紙のわずかな凹凸が磁石と壁の接着面を少なくしてしまうため、どうしても吸着力が弱くなってしまいます。
「壁紙を貼らなかったら石膏ボードがむき出しじゃないの?」と思いますよね。
でも壁紙を貼らないでも済む方法がいくつかあります。
塗装する
Feボードの吸着力を一番引き出すことができるのは直接塗装してしまうことです。
日本ではあまり主流ではありませんが、海外では壁面に触接ペイントしてしまうのはよくあること。
壁紙と違って凹凸がなく、磁石の吸着を妨げることがありません。
マグネットシートを貼る
壁紙の代わりにマグネットのシートを貼ってしまう方法です。
薄いシート状のマグネットなので壁紙を貼る時のような接着剤は不要。
Feボードに磁力で張り付くので素人でも簡単にできます。これだとペイントに比べて吸着力は少し落ちますが、凹凸ができないので十分マグネットを吸着させることができます。
直接タイルを貼る
Feボードには何もつけずに直接マグカラット(マグネット式タイル)を壁一面に貼る方法です。
1番吸着力を強くすることができますが、隙間無く全面に貼らないといけないというのがネックに。
ただ、『マグカラット』や『ヘヤデコカグV』を使うと、壁面全てをかっこよくオシャレにコーディネートできます。
『マグカラット』『ヘヤデコカグV』についてはまた別の記事で紹介します。
磁石側を工夫する
磁石の吸着力の強弱は、『磁力』に大きく依存します。
強力な磁石を使うと強く吸着するし、磁力の弱いものだと簡単に落ちてしまいます。
マグネットインテリアにもっとも適しているのは、ある程度の厚みのあるシートマグネット。
シートマグネットは面積当たりの磁力はそこまで強くないですが、広い面積でカバーできるだけでなく、その広い吸着面を生かした滑り止め加工も施せます。
タイガーFeボードの吸着力が弱いと感じる方は、『ニチレイマグネット』のシートマグネットを使用した製品を試してみてください!
きっと今までにない吸着力を発揮してくれるはずです。
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まとめ
『タイガーFeボード』の吸着力を強くするための方法は、
- 壁紙を使わない
- 厚みのあるシート磁石を使う
の2点です。
これを守れば「今までプリント数枚しか付けられなかった」という方でもマグネットインテリアをもっと楽しめるはずです!