【マグロスVSタイガーFeボード】どっちを使うべき?徹底的に比較!

マイホームを新築で立てる、リフォームするとき、『マグネットが付く壁』として、比較的安価に導入できる建材として『マグロス』『タイガーFeボード』の2つが候補に上がることが多いです。

この2つについてハウスメーカーや工務店で簡単に説明はされるのもの、結局どっちにするか決められないと言う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、

  1. 2つの建材の共通する長所
  2. 『マグロス』の方が優れている点
  3. 『タイガーFeボード』の方が優れている点
  4. どちらがオススメなのか

と言う順に、この2つの建材を徹底的に比較していきます!

どちらにしようか検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね!

2つの建材の長所

実は『マグロス』『タイガーFeボード』は全く性質の異なった製品ではありますが、最終的に『マグネットが付く壁』として完成した時の長所に、似ている部分が非常に多いんです。

まずはそれぞれの製品解説

「この2つの共通点はこれだ!」と、いきなり言いたいところですが、そもそも2つの建材についてあまり詳しくない方も多いと思うので、簡単に解説しておきます。

マグロスとは

マグロス

出典;株式会社マグロス

『マグロス』は壁紙と壁本体(石膏ボードなど)の間に厚さ0.27mmの極薄アイアンボードを挟み込むことで、壁にマグネットを付くようにしたものです。

鉄板そのものに特殊な加工で錆びないようにされており、「時間の経過と共に鉄が錆びる」と言う心配は必要ありません。

タイガーFeボードとは

Feボード 図

 

『タイガーFeボード』石膏ボードそのものに磁石を付けれるようになった製品。

従来の石膏ボードの表面に鉄粉を含んだ塗料を加工することで、磁石の吸着を可能にしたものです。

この2つを選ぶメリット

  • 目立たない
  • どのメーカーの壁紙にも対応している
  • 価格が安い

この3つが、『マグロス』『タイガーFeボード』の共通する長所。

目立たない

『マグロス』『タイガーFeボード』共に、それぞれ表面に壁紙を貼ることで完成状態になります。

他の建材を選んだ場合、表面に壁紙を張れないものも多く、その部分だけ違う柄になるという状態になりがち。

あえて違う柄を入れることで、部屋のインテリアとして楽しむと言う方法もありますが、全面同じ壁紙で揃えたい人は大きなデメリットになります。

しかし、『マグロス』や『タイガーFeボード』なら、最終的に壁紙を貼って仕上げるので、部分的に目立つことはありません。

どのメーカーの壁紙にも対応している

『マグロス』『タイガーFeボード』共に、どのメーカーの壁紙でも使用できます。

「どうしてもこの壁紙を使いたい」「壁紙にこだわりたい」という方にはとっても入れしいポイントですね。

お気に入りの壁紙で、なおかつマグネットも付く壁なんて最高です。

価格が安い

他の『マグネットが付く壁』を作る建材に比べ、両者共に価格が安くなる傾向にあります。

「高い建材が悪い」というわけではありません。磁石の吸着力や、見た目の高級感など、他の建材にも長所はたくさんあります。

ただ、「どうしても価格を抑えたい」と言う方に、『マグロス』や『タイガーFeボード』は比較的安く、コストを抑えて施工できるものとしてオススメです。

 

マグロスが優れている点

ここからは、それぞれの優れている点を紹介します。

まずは『マグロス』から。

鉄板ならではの吸着力

マグロス

出典;株式会社マグロス

『マグロス』100%の素材を使用しているため、壁紙を上から貼ってもそこそこの吸着力を維持します。

磁石本体の耐荷重表記の20~30%の吸着力になっています。

例えば、耐荷重表記が2kgのマグネットなら、400~600gのものを吸着できます。

「え、そんだけ?」と感じるかもしれませんが、表面に壁紙を貼ってもこれほどの吸着力を維持できるのは、さすが鉄といった感じですね。

 

タイガーFeボードが優れている点

次はタイガーFeボード。

タイガーFeボードの優れた点は2点。

  • 施工しやすい
  • リスクが少ない

この2つについて解説します。

施工しやすい

タイガーFeボード

『タイガーFeボード』は大手石膏ボードメーカーである『吉野石膏』の製品。

吉野石膏は日本の石膏ボードシェアの8割を占めている企業で、このメーカーを知らない施工業者はいません。

『タイガーFeボード』は吉野石膏のその他の石膏ボードと同じように加工、施工できるため、施工業者が取り扱いやすいんですね。

『マグネットが付く壁』は現在では施主支給で行う場合が多いため、工務店や施工業者が施工しやすいと言うのは大事な要素なんです。

「施主支給ってなに?」と思った方はこちらを参考にしてください。

>>施主支給とは

リスクが少ない

こちらも施工のしやすさに関係するのですが、『タイガーFeボード』には施工する上で失敗のリスクが少ないんです。

施主支給で施工した場合、何かトラブルがあっても保証の対象にはなりません。施工後、不具合があっても自己負担で修繕する必要があります。

ただ、先ほども述べた通り、『タイガーFeボード』は一般的な石膏ボードと同じように施工できるため、職人さんも扱い慣れています。

そのため、施工不良になる可能性が限りなく低いと言えます。

「何か不具合が起きないか心配」と言う方でも、『タイガーFeボード』なら安心して職人さんに任せて大丈夫です。

 

どちらがオススメ?

マグロス

マグネット研究所の答えとしては『タイガーFeボード』の方がオススメです。

  • 吸着力の差は工夫次第でなんとでもなる
  • 『タイガーFeボード』の方が安い

この2つが理由になります。

吸着力は工夫次第

『マグロス』『タイガーFeボード』で同じ磁石をしようした場合、強く吸着するのは『マグロス』の方になります。

一般的に『タイガーFeボード』はマグネットの吸着力が弱いと言われがちですが、多少吸着力が弱くても、付ける磁石の種類や使い方によってなんとでもなります。

『タイガーFeボード』の吸着力が弱いと言うのはそこまでのデメリットにはなりません。

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Feボード

最終的にタイガーFeボードが安い

商品の単価を見た場合、『マグロス』の方が安いです。

しかし、マグロスには「鉄板を施工してから壁紙を貼る」というように、工程が増えるのでその分施工費が高くなります。

その点、『タイガーFeボード』は石膏ボードと同じようにそのまま壁紙を貼れるので工程は通常通り。

最終的に費用は『タイガーFeボード』の方が安く抑えられるんです。

『マグロス』を使うべき人は?

では『マグロス』の方が完全に劣っているのか。と言うとそうでもありません。

「タイガーFeボードに適した磁石を選ぶのがめんどくさい」という方には『マグロス』がオススメと言えます。

ただ、『マグロス』も吸着力が比較的強い程度であって、決してどんな磁石でも大丈夫と言うわけではありません。

どちらにしても使う磁石はある程度選別する必要があることは理解しておきましょう。

 

まとめ

マグネット研究所の見解としては、新築・リフォームで「マグネットの付く壁を入れたいけど、価格をお抑えたい」という方には『タイガーFeボード』を使うことをオススメします。

『マグロス』も決して悪くは無いですが、

「タイガーFeボードの方がメリット多いんじゃない?」というのが正直な感想です。

『タイガーFeボード』について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください!

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