磁石が付く石膏ボードとして話題の「タイガーFe石膏ボード」
「磁石は付くけど磁力が弱くてあんまり使い道がない…」という声をちらほら耳にします。
ちょっと待った!
使い道がない?冗談ですか?
本気でそう思っている画面の前のあなた!
それ、使い方を完全に間違っています。もしくは知らないだけ。
今回は、
- 実際にタイガーFeボートを使ってみたけど磁力が弱くて困っている
- 自分の家にも新しく施工しようか迷っている
という方達に向けて、内装業界の常識をぶっ壊す可能性を秘めた「タイガーFeボード」の正しい使い方を徹底的に解説します!
吉野石膏のタイガーFeボード
まずはタイガーFeボードについて軽くおさらいしておきましょう。
「もう十分知ってるぜ」という自信満々の方は読み飛ばしてくださいね。
タイガーFeボードとは
吉野石膏が製造しているタイガーFe(フィー)ボード(以下Feボードと表記)は、従来の石膏ボードの表面に鉄粉を含んだ塗料でコーティングし、磁石が吸着するようにしたもの。
磁石が付くにも関わらず、従来の石膏ボードと全く同じように施工できるため、加工性が高いのが特徴。
石膏ボード専門メーカーの吉野石膏の製品だから、品質は安心・安全です。
磁力が弱い?
磁力が弱いというよりも、「磁石の吸着力が弱い」という表現が正しいです。
そもそも鉄粉を含んだ塗料をコーティングしてあるだけなのでFeボード自体に磁力はありません(鉄板そのものに磁力がないのと同じ)
ただやはり鉄粉を含んでいるだけなので、鉄板に比べると吸着力は劣ります。
「やっぱり磁力が弱くなるんだったらダメじゃん」と感じる方も少なくないはず、
でもFeボートの強みはそこじゃありません。『高い施工性と加工性』なんです。
Feボードのよさを生かした使い方をすれば、最高に素晴らしい製品なんです!
「磁石でカバンや服をかけたり、棚をつけたりしたい」という方は、Feボードではなく「アイパネル」や「マグピタボード」を検討しましょう。
タイガーFeボードはこうやって使え!
さて、ここからが本題。
Feボードは重たい物をマグネットで付けるものではありません。
本当の強みは「変幻自在の壁面インテリア」です!
Feボードさえあれば、憧れのシャレな部屋を簡単にDIYできちゃうんです。
マグカラットで簡単DIY
「マグカラット」とは株式会社LIXILの「エコカラット」がマグネットで壁に付けれるようになった製品。
「そもそもエコカラットって??」という方も少なくないですよね。
エコカラットとは
エコカラットとは、超簡潔に説明すると「多機能オシャレタイル」といったところでしょうか。
調湿機能、脱臭効果があり、汚れも取れやすいという優れもの。
これだけ高性能なエコカラットとマグネットが融合したのがマグカラットです。
マグカラットの魅力
写真の壁面はエコカラットを使ったもの。かっこいいですよね。
でもそんなエコカラットにも唯一の弱点があります。
それは施工が難しいということ。
エコカラット公式ページに掲載されている施工動画を見るとわかりやすいのですが、素人には少々難易度が高い…
でもマグカラットなら、面倒な施工は一切不要。
誰でも簡単に素敵な壁を作ることができるんです!
実際にニチレイマグネットのショールームで私も試しにやらせてもらいました。
磁石の付く壁に「パチッ、パチッ」と並べるだけなのでとっても簡単!
失敗しても、磁石なので何度もやり直せる。
「こんなにオシャレな壁がこんなに簡単にDIYできていいの??」という不思議な感覚になりました。
ヘヤデコカグVで壁面インテリア
※写真の壁付きの棚や箱が「ヘヤデコカグV」シリーズ
ヘヤデコカグ Vとはヘヤデコカグのラグジュアリーシリーズ。
「ヘヤデコ?ヘヤデコカグ?ってなに?」という方はこちらの記事を参考にしてください!
そんな「ヘヤデコカグV」ですが、マグカラットと合わせて使えるようになっていて、マグカラットのタイル1枚と同じ大きさに作られています。
つまりマグカラットを並べた壁に、
「ここに棚が欲しいなぁ〜」と思ったら、マグカラットを1枚外して、「ヘヤデコカグV」シリーズの棚をはめるだけ。
もちろんこちらもマグネットで付くので超簡単。
「マグカラット」とセットで使うとDIYの幅が格段に広がりますね!
タイガーFeボードの磁力問題
ここまでしっかり読んでくれた方は、
「棚を付けるには磁力が弱いんじゃないの?」という疑問が浮かんだはず。
何度も繰り返しになりますがFeボードは磁石が付く力が弱くなってしまう傾向にあります。
でも、その問題を改善する方法が1つ。磁石の面積です。
どれだけ磁力の強い磁石でも面積が狭いとどうしても落ちやすい。
でも面積の広いシートマグネットならある程度の強度を保てるのです。
「ヘヤデコカグV」は製品の背面に大きくシートマグネットを付けることで、上に物を乗せても大丈夫な吸着力を実現しているんです!
最後に
吉野石膏の「タイガーFeボード」のすごさ、伝わったでしょうか。
今回の記事の内容をまとめると、Feボードは「DIYをマグネットシステムによって超簡略化するアイテム」ということです。
- DIYにチャレンジしてみたい
- 季節に合わせて壁面を模様替えしたい
という方達にぜひ使ってもらいたいですね。
今回は「マグカラット」を紹介しましたが、そのほかにもニチレイマグネットの「マグネデコシート」や「メタリーシステム」を使うことで、素人でも超簡単に壁紙を変えることができたりします。
詳しくはまた別の記事で紹介するので楽しみにしていてください!
「タイガーFeボード」とマグネットで簡単にDIYを楽しましょう!