最近では新築やリフォームを検討している方のなかにも、
「マグネットが使える壁が欲しい」というお客様が多くいらっしゃいます。
そこでおそらく多くのハウスメーカーで提案されるのが『マグマジック』という下地材。
でも値段を聞いた時に、ちょっと驚いてしまう方がほとんど。
- なんでそんなに高いの?
- メリットとデメリットは?
- 他社製品と何が違うの?
という方に向けて、この記事では『マグマジック』について徹底解説します!
この記事読み終わる頃にはあなたもマグマジックマスターです!
『マグマジック』って何?
さて、このページを見てくれている皆さんはどこかで『マグマジック』について聞いたことがあると思いますが、ここで簡単に製品について紹介しておきます。
SINCOLのマグマジックとは
『マグマジック』は壁紙や床材、カーテンなどを主としたシンコール(インテリアメーカー)の製品。
石膏ボードなどの下地と壁紙の間に、マグネットが付く壁紙を挟み込むことで『マグネットが付く壁』を作るものです。
見た目は普通の壁なのにマグネットが付けれるようになることから、近年マグネットウォールが欲しい方達に人気を集めています。
マグマジックの種類
『自然なマグネットが付く壁』を作れるということで、人気を集めている『マグマジック』ですが、シンコールではN2(シートタイプ)とSP(鋼板タイプ)の2種類があります。
それぞれのタイプの違いについてわかりやすく解説します。
N2(シートタイプ)
『マグマジックN2(シートタイプ)』は0.9mmの(アイアンシート)を使用しています。
簡単に言い換えるとマグネットが付く布といった感じです。表面が鉄粉シートになっているためマグネットが吸着します。
また布状のため簡単にカットできるので、欲しいサイズ、欲しい形に加工して使うことができるのがメリット。
ただし後述するSPタイプに比べ価格は抑えられる反面、鉄粉シートなのでマグネットの吸着力が弱くなる傾向があります。
SP(鋼板タイプ
『マグマジックSP(鋼板タイプ)』は0.45mmの化粧鋼板を使用しています。
壁紙の下に鉄板が入ることになるので、アイアンシートを使っているN2タイプに比べ、吸着力が強くなります。
しかし、鋼板でサイズに合わせたカットができないため、販売されているサイズの範囲内でしか使えないというデメリットがあります。
マグマジックのメリットとデメリット
『マグマジック』以外のマグネットが付く壁を作る製品と比較する時に、比較材料になるのがメリットとデメリット。
ここからは『マグマジック』のメリットデメリットを紹介していきます!
マグマジックのメリット
『マグマジック』を選ぶ大きなメリットは、
「シンコールの製品」という点です。
「シンコールの製品だからなんなの?」と疑問に感じると思うので解説していきます。
シンコール製品のメリット
シンコールの製品は大手内装素材メーカーとして、多くのハウスメーカーや工務店が取り扱っています。
その他のマグネットを作る壁を作る製品は、ハウスメーカーや工務店の取り扱いがない場合が多く、施主支給が必要に。
取り扱っているメーカーが多いからこそ施主支給にする必要がなく、安心して施工してもらえます。
施主支給とはひと言でいうと「設備・建材の発注業務を施工会社の代わりに務める」ということです。施工会社の代わりを務めるので「好きなものを発注」でき、探せば「安く売っているお店で購入」することや「お買い得な代替品」を見つけられるかもしれません。しかし施工会社の代わりを務めるということは、「施工会社の担う手間とリスク」を背負うことでもあります。引用;https://www.sanwacompany.co.jp/shop/app/pages/self1_1/
マグマジックのデメリット
マグマジックのデメリットは、
「費用が高い」という点。
マグマジックは一般販売されていないため、ハウスメーカーまたは工務店でしか施工してもらえません。
「DIYで個人で購入する」こともできませんし、「メーカーから直接買って施主支給で費用を抑える」ということもできません。
内装のプロに注文するので、施工に関する安心感はありますが、施工費用が高くなってしまうのがデメリットになります。
マグマジックよりオススメのものは?
「マグマジックの他にないの?」とよく聞かれます。
マグマジックよりオススメのもの、あります!
それは『タイガーFeボード』です。
タイガーFeボードがおすすめ!
タイガーFeボードは吉野石膏(石膏ボード専門メーカー)から販売されている『磁石が付く石膏ボード』
元々の石膏ボードに磁石が付くため、マグマジックのように壁紙の下に何かを挟み込む必要がありません。
仕上げも壁紙を同じように貼るのでマグマジックと同じで、費用も安く抑えられます。
デメリットは「吸着力が若干弱い」という点。弱いといってもマグマジックN2と同じぐらいか、それよりは強いぐらいで問題ではありません。
マグネット研究所としては「どうせ壁紙仕上げにするなら『タイガーFeボード』の方がいいのではないか」というのが正直な意見です。
吉野石膏の『タイガーFeボード』は最近登場したものですが、徐々にハウスメーカーや工務店の取り扱いも多くなっています!
新築・リフォームを考えているそこのあなた! このページを見ている方は少なくともマグネットが付く壁に興味を持っている方のはず。 今回は「磁石が付く石膏ボード」として2017年に登場した「タイガーFeボード」を紹介します! […]
最後に
今回は『マグマジック』についてまとめてみました!
マグネットが付く壁を作る建築素材としてハウスメーカーなどで多く取り扱われているので、安心して注文できるのが大きなメリット。
デメリットはどうしても費用が高くなってしまうこと。
施主支給が面倒でないという方は『タイガーFeボード』の使用も検討してみてくださいね!